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ケ号誘導爆弾
ケ号爆弾は参謀本部野村少將を中心にして開発された600sの弾頭を持つ赤外線誘導爆弾である。
『赤外線について』
いかなる物体もその温度に応じて赤外線や光を発する。低温の物体は人間の目に見えない弱い赤外線を出すだけだが、高温になるに従い赤外線の波長が変わり、また光の量も多くなる。800℃くらいになると人間の目にも見える赤い光を発する。
コタツやオーブントースターが稼動中に赤くなるのは、発熱部分が赤外線や赤色光を出す事が原因である。
艦船は煙突から高温の排気ガスを出しているため、周囲の海面よりもはるかに暖かい。
そのため、艦船は強力な赤外線発射装置となるのである。
『使用方法』
@高度約10000mで母機である銀河から投下する。
A投下後、後部の4枚のエアブレーキが自動的に開き、速度を落とし誘導の時間を稼ぐ
B2000mで誘導装置が作動開始
C照準装置には微弱な熱線を検出するため銀メッキした球面反射鏡を使用しその焦点位置に感熱体ボロメーターを装着
D反射鏡の角度を電気モーターで変えて目標位置を検出、それと同時に熱線を電気的に増幅。
E反射鏡の回転軸と同期のカム式切り替え機構で増幅器の出力を反射鏡の角度により制御リレーに分配。
F機体は操舵翼によってほぼ平行に偏移し、ジャイロにより安定。
『注意点』
システム上、複数発射の際に、最初に命中した箇所に全部命中する癖がある。
発生した火災によって、その部分が高温になり、赤外線を大量に発生するからである。
昭和20年1月浜名湖上空で第1回目のテストが行われた。
ケ号誘導爆弾・性能諸元
全長:3m
直径:0.5m
翼幅:翼幅:2.5m
誘導方式:赤外線ホーミング
協力:はぐれメタル氏
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